今回は、東京プレイセラピセンター作成の絵本冊子「はじめてのプレイルーム」の挿絵を担当して下さった寺沢さんをご紹介します。あんなにプロフェッショナルで且つとても優しい絵を描かれる一方で、心理士としてもご活躍されている多才な方です。実は今、寺沢さんに東京プレイセラピー センターのロゴの作成もお願いしています。寺沢さんから一方的にロゴの案を提出してくるのではなく、東京プレイセラピーが目指すものは何かなどについて、じっくり私たちと「対話」をして下さりながら、私たちと一緒に創造していかれるその姿勢は、寺沢さんの子ども達との関わり方を彷彿とさせるものがありました。 












今回ご紹介する方

寺沢由布さん

 

1) 現在のお仕事をご紹介ください。

東京女子医大小児科の心理室で、児童心理相談員として勤めています。この心理室の歴史は長く、現主任教授の大澤先生も子どもたちへの心理的ケアを大事になさっているので、小児科としては異例 のフルタイムの臨床心理士3人体制でやってます。慢性疾患のお子さんから不定愁訴のお子さんまで、いろいろお会いします。業務内容は、発達・知能検査、発達障害や心理的問題のアセスメント、プレイセラピー、カウンセリング、保護者面接、ペアトレ、家族会 の運営、他機関との連携など、まぁ良くある感じです。その他には、大学病院なので、他科との連携や、医学生の教育にも携わってます。



 2) この仕事をしていて「よかったな~」と思う瞬間はどのような時ですか?

瞬間ではないのですが、子どもに「きみの人生は、大丈夫だよ」と、本当に思ってあげられる立場にいることは、よかったな~と思います。実際は過去も今現在も全く大丈夫じゃない状態のことが多数ですけど、そして大丈夫になっていく根拠が何もないことも多数ですけど、それでも、「きみは、きっと大丈夫」と思っている大人としてその子のそばにいられることは、よかったな~と思 います。


 3) この仕事をしていて「難しい」と思うことはどのようなことですか? 

“全部”と言いたいところですが…う~ん、なんだろ、ごく個人的なことでは、「難しくて嫌になっちゃうよ~」と思ったときに自分のモ チベーションを臨床に向け続けることとか…ですかね…。仲間にはすごく助けてもらってます。


4) この仕事をしていて、「子どもから学んだ」と思ったことはどんなことですか?

子どもはいつだって全力で生きていて、それを表現しているということ。見た目が動いていても静かであっても。相手が受け 取っても受け取らなくても。それから、どの子にもその子なりの底力が、やっぱりあるようです。でも人によっては本当に微かなものなので、それを見つけられる探索力、絶対あると信じ続ける純粋性、嫌になるほど遅い成長の変化への忍耐力、残念ながら中断してしまったときにもヘコたれ過ぎずに祈り続ける回復力と地味な継続力とかが、セラピストには大切なんだなぁと、教えてもらいました。そして、これが解ってきたのは、ものすごく最近です。






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