第十回 今回ご紹介するDVD

Lerner, C. & Parlakian, R. (2007). Learning Happens. (DVD). Washington, DC. Zero to Three.

 

DVDをここでご紹介するのは初めてですが、プレイセラピー、そして子どもの発達についてのDVDもご紹介したい優れたものがいくつかありま す。

 
 今回ご紹介するDVDは、幼児と家族のためのアメリカの国立機関(zero to three)が発行しているもので、0歳から3歳までの子どもの月齢ごとに、どのような親子の相互作用が子どもの発達のために効果的なものかを説明するた めに、実際の親子の短い映像を30例挙げています。

 そのように、このDVDの興味深いところは、親子の相互作用に焦点を 当てているところです。相互作用が様々な領域の発達に影響を与えている、という考えを基礎にしているのです。
 その領域として挙げ られているのは、言語やコミュニケーションの発達、読む力の発達、探索行動、自己コントロール、自信や有能感の発達、など、どれも子どもが学校に通う準備 としてのみならず、生きていく上でとても大事な能力の発達に関係したものばかりです。それらの領域に関して、年齢によって、子どもからの親への関わり方が どのように見られるのか、そして、それに対する親の反応に見られる、発達促進的な良い例を見ることができます。
 例えば、2か月の 赤ちゃんは、とてもゆっくりでかすかな動きではありますが、親からの遊びの働きかけに、全身と声を使って反応します。また、9か月の赤ちゃんは、遊びの中 で、行動と表情、そして声を使って、自分のしたいことを親に知らせようとします。そのシグナルを親もかなり上手に読みとれるようになってきます。25か月 の子どもは、ごっこ遊びを通して、言語やコミュニケーションを楽しく生き生きと学んでいます。親も子どもの言葉の調子を汲み取って、気持ちのやりとりもた くさん起きています。
 このように、多くの例が、親子で遊んでいる例です。親子で遊ぶという相互作用は、子どもの発達を様々な領域 で促すものであることが、このDVDではとてもよく示されています。

 私はこのDVDを、子どもの発達への理解を深めるた めに、子どもに関わる学生や専門家の講義やワークショップで見ていただくことが多いです。実際の月齢ごとの発達に視覚的に触れることによって、知識として 本などで読む以上に、とてもイメージを持ちやすいのだと思います。いつも学生さんからはこのDVDは大好評です。

 DVD は、zero to threeのホームページから購入することができます。




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