第五回 今回ご紹介する本

「でっかいでっかいモヤモヤ袋」

作:ヴァージニア・アイアンサンド 
絵:フランク・ロジャース 
訳: 左近リベカ

2005年 草炎社

 


絵本の中には、プレイセラピーで使うことのできるものがいくつかあります。

そ ういった絵本は、お子さんが自分の悩みや気持ちを、絵本の主人公と一緒に分かち合い、セラピーの中で、子どもたちがその思いをさらに探求したり、セラピス トとも分かちあったりすることをさらに促進する刺激となります。もちろん、絵本としての魅力である、絵やお話が優れていることが大前提で、お子さんが引き 込まれるような本であることがとても大切です。
 
  この「でっかいでっかいモヤモヤ袋」はそういった絵本の一つに挙げられると思います。主人公の女の子が、いつからか抱えてしまったモヤモヤがいっぱいつ まった袋を、どうにかしようと奮闘し、そして、大人に手助けしてもらいながら一つ一つモヤモヤとさよならしていく様子が描かれています。まさにプレイセラ ピーの一つの過程を描いているともいえる絵本です。絵もとてもユーモラスで分かりやすく、かわいいので、読んでいてふと笑ってしまうところがあるのも、と てもいいと思います。
 
 きっとこの絵本をプレイセラピーでお子さんと読むのもいいでしょうし、プレイセラピスト自身が読むことで、子どもさんの不安や心配をより理解できる助けにもなると思います。
 
 日本語訳をされて、この絵本を日本に紹介してくださった左近リベカさんは、英国の大学院にてプレイセラピーの訓練を受けたプレイセラピストのかたで、特に、悲嘆の作業に関わるお子さんとのお仕事を専門とされています。
左近さんが翻訳をされて日本に紹介してくださったもう一つの絵本、「ぼくができること」も、心が温かくなって、自分のことも自分の周りの人のことも、大切に思う気持ちを抱かせてくれる
とっても素敵な絵本です。
 
 
絵本の詳しい情報はこちらのサイトでごらんになれます。
「でっかいでっかいモヤモヤ袋」
「ぼくができること」


(文責:湯野)




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