東北大地震で、大変な苦しい思いをされておられる方々、その方々のご家族や、ご友人のご苦労・ご心労を想うとき、苦しさが渦巻き、ことばを失っています。

 家庭では節電、義援金箱には必ず少しばかりでも入れさせて頂いていますが、他に何かできることはないだろうかとずっと考えてきました。ぴあのさんともご相談し、この連載を細々とでも続けていくことが、私たちにできることかと…。   でも地震の関係のことに触れていいものかどうかも正直分からず、どうすべきか何度か話し合いました。そして、「ほんもののおもちゃ」特集の途中ではありますが、今回の記事を書かせて頂くことにしました。

 これは、東京を初めとして、度重なる小・中規模地震にどこかおびえつつも、子どもを守り安心させたり、家事や仕事をこなし、淡々と日々の暮らしを支えておられる、より身近な親御さんたちへ向けて書かせて頂きました。想いがどうか届きますように。

「落ち着かない毎日に ちょっと ほっとできる時間を…」


 

 テレビ・ラジオ・新聞・雑誌…、この度の地震関連のすさまじい恐ろしさが連日報道されています。誰しもが全くの他人 事と思えるはずもなく、ましてや近しい人が現地や周辺にいらしたとしたら…。情報に触れない訳にもいかないけれど、触れ続けるのもつらいこと。映像の衝撃 に打ちのめされてしまったり、自分の生活との比較で申し訳なさに苦しくなってしまったり…、とてもとてもこころを使います。誰を責める訳にいかない災害だ からこそ、余計に行き場のない苦しさですよね。 そんなとき、自分の心持ちで「ほっとしよう」としても難しくはありませんか?雑事に追われ、明日の仕事に備え、それだけで精一杯になりませんか?

 


  今回ちょっとお勧めしたいのが、「愛する家族とのろうそくタイム」です。

 長女が4歳の頃から何となく始めた、眠る前5~10分ほどのろうそくタイム。5歳10ヶ 月になる今まで細々と続けてきました。最近の長女いわく「ごちゃごちゃした気持ちがまとまっていくんだよね」。偶然この地震と同じ時期から、1歳6ヶ月の 次女が入退院を繰り返しています。母子入院のため、長女と私は離れて病院に泊まることが続いてきました。母が毎晩いなくなるという初めての経験に不安な長 女と、絆を深める時間になったのは「ろうそくタイム」でした。私自身、医療の機械音に囲まれた環境、次女の病状への不安にこころがざわざわする日々の中、 一時的にでも家に戻った夜、長女と共に暖かな炎をぼんやり眺める時間にとても助けられています。現実の状況は同じでも、こころに平和な時間を少し取り戻す ことの有り難みを、身をもって感じ入る時間なのです。

 

 みつろうろうそくは特にお勧めです。とろりととろけるみつろう、暖かいオレンジのふっくらした炎。ほのかで穏やかな香り。そのどれもがとても癒しを与えて くれるようです。愛するご家族と一緒に、今夜、眠る前の5分間だけ、部屋を暗くして、優しい明かりを眺めてみませんか?



(文責:たなべ ともえ)

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