皆様お元気でお過ごしですか?

 第7回で話題にしたところご心配頂きました、現在2歳の次女。3月から6 月にかけての4回の入院を経て、おかげさまで家庭で穏やかな生活が送れるようになりました。入院中には、ぴあのさんと、ぴあのさんの優しいおもちゃに、母子共に、とても気持ちの支えを頂きました。今回は、病室で特にお世話になった「ぬいぐるみ」のことを書いておきたいと思いました。

 

     空間を優しく照らしてくれる シュタイフ社のぬいぐるみ


 現在6歳5ヶ月になった長女が小さい時から、「特別な日」にすこーしずつ買い求めてきたドイツのシュタイフ社のぬいぐるみ。ウール100%素材、静電気が起き ず、暑い夏でもとても心地の良い、さらりとした自然な手触り。私も気持ちが落ち着かない時に触ると、どこか安心感を与えてくれるように感じます。甘すぎな い可愛さというのでしょうか。表情豊かないろいろな動物たちは、1つずつに違った味わいがあって、ぴあのさんで「うちの子」を選ぶのは、とても素敵なひと ときでもありました。写真は、長女が0歳11ヶ月の頃、毎朝起きてすぐに、黄くまさんにご飯をあげていた様子です。 もう一枚は、りすのコロちゃん(5歳の時のサンタさんからのクリスマスプレゼント)。5歳10ヶ月の頃のケーキ屋さんごっこです。

 

 次女の入院中は、ずっとベッド上安静だったため、一畳の小さな空間が次女の居場所。しょっちゅう看護士さんたちが出入りしたり、多くの医療機器に囲まれていたり。独特な空間の中で過ごしていました。そこに、たった1つ、小さなうさぎのシュタイフのぬいぐるみを置いただけで…。無機質で非日常的な空間が、とたんに、あたりが穏やかな優しさに照らされるのが、とてもとても印象的でした。次女が寝たきりの時期にも、ふと目を覚まして視線がいく場所に、シュタイフのうさぎやくまがいて、次女を静かに見つめてくれる様子、その暖かで確かな存在感に、母親の私も日々病室で癒される思いでした。写真は、少し良くなった次女が、酸素テントで眠っている様子です。ベッドの正面には長女が描いた宇宙の水彩画が飾ってあります。足下に、以前ご紹介したヴェストファーレンのくま(赤)とシュタイフのくまが並んでいます。黒くまさんは、正面からみるとこんな感じです。写真は長女が小さな木のオウムを乗せたものです。

 贅沢かもしれませんが、非日常的な辛い空間の中にこそ、親の存在と共に、自然な暖かみをもつおもちゃを1つ子どもの側に置いてあげられたら…。理屈でなく、 ただそこに在るだけで「感覚的な安らぎや慰み」をそっと与えてくれるお人形だからこそ、日々育ちゆく子ども、いろいろな気持ちを抱えながら子どもを支えて いく親、その両方のそばで、ささやかな明かりとなってくれる気がします。

 度重なる入院生活をシュタイフのぬいぐるみと共にして、私にとってますます大切なものになりました。皆さんにとっての特別なお人形はどんなものですか?


(文責:たなべ ともえ)

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